前回までのお話→『小さな命』

 

 

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この子を今、

連れて帰るのは簡単だ。

 

しかし、ここで手を差し伸べた瞬間、

ボクらには

この小さな命への『責任』

が生じる事を意味する。


頭の中に色々な考えがよぎった。

 

『優しさ』

『偽善』

『命』

『責任』

『エゴ』

 

その間も小さな体で

何かを訴えるように鳴き続ける子猫。

その様子は、まさに『手乗りタイガー』

 

ボクらが出来る事で

この子にとっての最善とは

なんだろう。

 

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最終的に 

私たち夫婦は

『保護をする』

と云う選択をした。

 

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すぐに、子猫用ミルクを買いに走り

 

 

湯たんぽを引っぱり出し、

即席の寝床を作る。

 

 

 

お腹が満たされ…

温かい毛布にくるまれ…

 

疲れていたのだろう、

子猫はすぐに眠ってしまった。

 

保護直後の子猫。

まだ産毛もふもふで

ちっちゃい。

 

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